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君が居たこと
君がかつていたことを覚えている.そしてそれがもう風化してしまい,幻かもしれないと思ってしまっていることも.手を伸ばすたびに,君の幻を追ってしまい,そのたびに心が苦しい.
僕がいること
必ずしもこの生命に価値があるとは言えないだろう.それでも生きていかなければいけないのは何故なんだろう.空中に放り投げた傘はどうしても逆さまに落ちてしまい,思わず笑ってしまう.言語化できない感情が否応なく身体中を駆け巡り,世界はいつの間にかおかしくなってしまった.
おだじま
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